西武の新外国人 ダントツの“大当たり”

[ 2008年5月27日 17:14 ]

 シーズンは約3分の1が経過し、投打の成績上位には新外国人選手もランクインしている。前評判や過去の実績に違わぬ数字を挙げている「当たり組」がいる一方で、期待を裏切っている「外れ組」もいる。

 大当たりなのがパ・リーグ首位を快走する西武。不動の4番ブラゼルは13本塁打、ボカチカも32試合で10本塁打しており、カブレラ(現オリックス)らの穴を十分に埋めている。ボカチカは西武ドームに電車通勤するなど、飾らない性格が地元ファンのハートをつかんでいる。
 広島のルイスもいい。リーグ奪三振王で、6勝を挙げて投手陣の中心的存在になっている。150キロを超える速球で13セーブを記録しているヤクルトの林昌勇も期待以上の働きだ。野手では、テスト入団のデラロサ(中日)、育成選手からはい上がってきたバルディリス(阪神)が「掘り出し物」と言えるだろう。
 現時点で能力を発揮できていない代表格は、韓国プロ野球で昨季22勝をマークしたリオス(ヤクルト)か。グライシンガー(現巨人)の代役として期待されたが、まだ2勝。米大リーグ通算84勝のオルティズ(オリックス)は未勝利で、防御率も8点台だ。阪神のフォード、日本ハムのスレッジも本領発揮とは言い難い。シーズンの最後に首脳陣を喜ばせる本物の“助っ人”は誰だろうか。(記録は27日現在)

続きを表示

2008年5月27日のニュース