バーンサイド 初先発初勝利、適時打も

[ 2008年5月27日 06:00 ]

<巨人・日本ハム>先発で初勝利を挙げたバーンサイド

 【巨人4―3日本ハム】巨人のエイドリアン・バーンサイドが26日の日本ハム戦で来日初先発。5回0/3を5安打2失点で初勝利を挙げた。先発投手に12試合ぶりに白星が付いたチームは借金を1とした。

 マウンドでは1球ごとに雄叫びを上げる左腕が、お立ち台では柔和な表情を見せた。ゴンザレスの抹消で巡ってきた登板機会を生かし「11試合先発に勝ちが付いていなかったのは知らなかった。自分にとって投げるチャンスをもらえてうれしかった。ある程度の投球ができてチームが勝ったことが大きい」と語った。
 メジャー経験はない。それでもマイナー球団12チームを渡り歩いた順応性を見せた。「日本の選手の方が向こうのマイナー選手より当てるのがうまい」ことが日本野球の印象だった。先発として長い回を投げるため得意のスライダーに加え、チェンジアップを本格的に習得。外国人枠の関係から開幕は2軍もイースタンで2勝0敗、防御率0・86で出番に備えた。2回無死一塁で高橋を遊ゴロ併殺に仕留めた球はその新球だった。
 4回は左前にタイムリー。投打に貢献した助っ人に原監督は「バッティングはいいスタイルではないが、安打が出る。投球にも打撃にも精神的なものが左右することを思わせてくれた」と称えた。5割復帰へ6度目の王手。バーンサイドは「自分でも次の登板が楽しみ」とお立ち台を締めた。先発陣に大きな戦力が加わった。

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2008年5月27日のニュース