田口、やるときゃやるよ1カ月ぶりの安打

[ 2008年5月27日 11:38 ]

 フィリーズの田口壮外野手は26日、フィラデルフィアで行われたロッキーズ戦に「8番・右翼」で出場し、5打数3安打1打点だった。内容は中飛、左翼線二塁打、右中間二塁打、左前打、見逃し三振で8回の守備から退いた。打率2割4厘。チームは20―5で勝った。

 4月25日を最後に安打がなかった。今月8日以来の先発で、フィリーズの田口が3安打。「何打席かあると、感覚もつかみやすい」と充実した表情だった。
 4回無死二塁は、内角の直球を左翼線に適時二塁打。5回は変化球を右中間に運び、6回はファウルで粘って甘く入った球を左前に持っていった。3本とも、イメージ通りの打撃だった。「球は見えている。調子は悪くない」と言う。
 「1打席で調整するのは難しい。丁寧にいきたくなる」。出場機会に恵まれず、状態が良くても安打が出ない。焦る気持ちを「いらいらしてもどうしようもない。やるべきことをやる」と必死に抑えてきた。
 我慢がようやく結果につながった。「暑くなって、そろそろ(調子が)上がってくる時期」と巻き返しを誓った。(共同)

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2008年5月27日のニュース