明大・善波監督「次は何としても日本一」

[ 2008年5月27日 18:24 ]

明大が8季ぶりの優勝 早大の4連覇阻む

 【明大6―0法大】8季ぶりのリーグ制覇を、完全優勝で締めくくった。初采配のシーズンで栄冠をつかんだ明大の善波監督は、胴上げで3度宙に舞い「選手が予想を超えた活躍をした。一丸になってくれた」と喜びを表現した。
 開幕前の評価は決して高くはなかった。特に実績の乏しい投手陣は不安視された。だが、通算1勝の岩田がリーグトップの4勝をマークし、今季が初登板の江柄子が3勝と4年生が奮起。1年生の野村は3勝を挙げた。
 打線も勝負強さを見せた。4連覇を目指した早大に1回戦で荒木郁が逆転サヨナラ本塁打を放ち、優勝への流れをつくった。
 経験の少ない選手がチャンスを得て、伸び伸びとプレー。昨年に比べて、チームの雰囲気が明るくなったのは確かだ。7回から登板して、胴上げ投手になった岩田は「(周りを)ギャフンと言わせたかった。最高」と白い歯をこぼした。
 次の目標は、1981年を最後に遠ざかっている全日本大学選手権制覇だ。善波監督は「何としても日本一になりたい。六大学がハイレベルだと証明したいね」と目を輝かせた。

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2008年5月27日のニュース