木更津総合 横浜下して関東制す

[ 2008年5月23日 06:00 ]

 【木更津総合4―0横浜】第60回春季関東地区高校野球大会は22日、山梨・小瀬で決勝が行われ、木更津総合(千葉1位)が横浜(神奈川2位)を4―0で下し初優勝を飾った。木更津総合は田中優投手(3年)が4安打9三振で完封。打っては地引雄貴捕手(3年)が4打数2安打2打点1本塁打と活躍した。

 木更津総合は、県大会決勝の千葉経大付戦でノーヒットノーランを達成した背番号11の左腕・田中が初優勝の原動力になった。右打者のひざ元に鋭く落ちるスライダーを武器に横浜打線から9三振を奪い4安打完封。昨秋は調子を落とし、外野転向指令まで出されたが「外野を守り投手のテンポで野手の気持ちが変わることを学んだ」とバネにして成長した。打線ではプロ注目の捕手・地引が0―0の6回2死から「手応えバッチリ」の左越え先制ソロを放つなど4打数2安打2打点の活躍。投打がかみ合う快勝に五島監督は「大きな自信になった」とナインを頼もしそうに見つめた。

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2008年5月23日のニュース