松井秀 3タコでも連敗ストップで笑顔

[ 2008年5月23日 06:00 ]

<ヤンキース・オリオールズ>連敗ストップ。ナインとタッチを交わす松井秀喜(右)

 【ヤンキース8―0オリオールズ】ヤンキースは本拠地でオリオールズ戦に8―0で大勝し、連敗を4でストップ。5番・DHで出場した松井は3打数無安打で、4月6日以降維持してきた打率3割を切ったが、2四球はいずれも得点に絡み「一度ホームを踏めたし、打線がつながったので良かった」と表情は明るかった。

 依然、借金4で地区最下位ながら、打線は13安打と爆発するなど活気が戻ってきた。その中心にいるのが、前日に故障者リストから復帰した4番のロドリゲスだ。3回に2試合連発となる6号ソロを放つと、4回は右翼線二塁打。6回には右中間フェンスを越えて戻った打球を二塁打と“誤審”される不運もあったが、3安打2打点の活躍に、松井も「きょうは本当に素晴らしかった」と頼もしそうに見つめた。
 最近10試合は36打数5安打、打率・139と下降気味だが、ジラルディ監督は試合前、故障中のポサダに関する話題で「復帰後は捕手として起用する。DHには松井がいるから」と変わらぬ信頼を口にした。ロドリゲスが好調なだけに、その後を打つ松井のバットがヤ軍巻き返しのキーとなる。

続きを表示

2008年5月23日のニュース