負けても燃えた新生「大石オリックス」

[ 2008年5月23日 23:02 ]

 【オリックス3―6広島】何としても勝ちたいという気持ちが空回りした。見せ場が訪れることもなく終わった初陣だったが、オリックス・大石監督代行は「気のせいか、小松はいつもより気合が入っていた。北川もそんな感じがしたかな」と、選手たちの気持ちを感じ取っていた。

 いまだ負けなしだった小松は7回途中、6失点と崩れ、中軸も3三振の北川を筆頭に無安打。投打にいいところはなかったものの、目標に掲げる積極的な走塁は随所で見られた。2回には後藤の二塁打で一塁走者の浜中が一気に生還。失敗こそしたが、カブレラも3回に盗塁を試みた。
 幸先よく白星でスタートしたかったが、大石監督代行は目先の勝利よりもまだまだ続くシーズンを見据えている。「(采配も)ちょっと消極的だったかな。早く勝ちたいというのもあるけれど、たくさん勝ちたいというほうが大きい」。早くも次の試合が待ち遠しそうな表情で話した。

続きを表示

2008年5月23日のニュース