楽天 競り合い禁物 打線は4点目標

[ 2008年5月23日 11:28 ]

 交流戦で過去3年、広島とともに勝ち越したことのない楽天は23日から、対戦成績6勝10敗の横浜を本拠地Kスタ宮城で迎え撃つ。

 4つ負け越しの成績を見ると、苦手のような感じもするが、ここ2年は6勝4敗と勝ち越し。昨年は3勝1敗と形勢は逆転している。しかも6勝中半分の3勝が逆転勝ち。ディフェンスが辛抱すれば、打線の爆発が期待できる試合運びができている。
 ところが、今シーズンの楽天は先制点を挙げながらもそれをひっくり返される逆転負けが目立つ。5月21日まで逆転試合の勝敗は8勝13敗。序盤に大量点を入れてそのまま優位に試合を運ぶのが今年の楽天の勝ちパターンの1つだが、競った試合になると厳しい結果に終わることも少なくない。
 野村監督が目指す1点を守る野球も課題が残る。2点差以内のゲームでは7勝16敗。
頼みの打線も3点以下しか取れなかった場合は、投手陣が踏ん張れず4勝17敗と惨たんたる結果になっている。
 横浜戦に続いて、ヤクルト、巨人と対戦する楽天。横浜、巨人は防御率4点台、ヤクルトも3・51と4点に近い。この6試合で白星を増やし、6月に入りたいところだ。 

続きを表示

2008年5月23日のニュース