大石オリックスは脱コリンズ野球

[ 2008年5月23日 06:00 ]

コリンズ監督の電撃辞任から一夜明け、ナインの動揺を静めるかのように話す大石監督代行(後方左は住友新チーフコーチ、右は中村球団本部長)

 脱コリンズ野球で再スタートを切った。コリンズ前監督の電撃的な辞意表明で、急きょ大石ヘッドコーチが監督代行に就いたオリックスは22日、スカイマークスタジアムで全体練習を行った。

 残り試合の指揮を執ることが決まった大石監督代行は「重圧はある。とにかく元気を出して、がむしゃらにやる。1つでも先の塁を取る野球。ゲームセットまで全力でプレーする野球を目指したい」と抱負を語った。
 新たな門出となったこの日は、外野に練習免除のローズ、カブレラを除く全選手、コーチ、スタッフらを集め、円陣を組んでからスタート。新指揮官は打撃練習などを約2時間、見守った。
 前監督はメジャー流を取り入れ、先発投手の球数に制限を設けたが、大石監督代行は「球数には全くこだわらずにやっていきたい」と明言。これまで基本的に行われていなかった試合のない日の練習についても「うまくない人はしないといけない」と前任者の方針は継承しない。
 ただ、突然の出来事にまだ気持ちの整理がついていない選手がいることも事実。選手会長の北川は「切り替えていかないといけないでしょ」と複雑な表情を見せた。大石監督代行の初勝利をかけ、23日の広島戦に先発する小松は「カープは足の速い選手が多く、1人1人丁寧に投げるだけ。早く1勝挙げられるように頑張りたい」と必勝を誓った。

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2008年5月23日のニュース