2打席連発!G・G・佐藤が巨人ボコボコ

[ 2008年5月23日 22:50 ]

1回、西武2死一塁、G・G・佐藤が左越えに勝ち越し2ラン

 【西武10―1巨人】舞い上がった打球が左翼席に飛び込むのを見て一番驚いたのはG・G・佐藤本人だった。「行くと思わなかったんでうれしいです」と喜びを隠さなかった。

 1回2死一塁。グライシンガーのチェンジアップが外角高めに抜けたのを見逃さなかった。丸太のような腕をいっぱいに伸ばし、体勢を崩されながらも打球は勢いを失わなかった。
 これがG・G・佐藤の躍進を支える規格外のパワーだ。ナイター終了後、愛車を飛ばして横浜のジムでウエートトレーニングをこなして帰る。帰宅するのは日付が変わってから。「あれで入ってくれたのは大きい。トレーニングの成果が出てますね」と笑顔で胸を張る。
 3回には緩い変化球をバックスクリーンにぶち込んだ。前日の最終打席から3打席連続となる14号。7回の第4打席で三塁打し、この日は4打数3安打で3割4分8厘に打率もアップし、一気に2冠王となった。打点でもこの日の3打点でトップとは4打点差。昨年、打率2割3分3厘、3本塁打と苦しんだ交流戦で急カーブを描いての成長を見せている。
 G・G・佐藤は、それでもマイペースを貫く男。「謙虚系でいきます」と言い残し、今夜も趣味の筋トレに没頭するつもりらしい。

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2008年5月23日のニュース