薮田1回無失点 黒田は3失点

[ 2008年3月25日 13:58 ]

 米大リーグオープン戦、ロイヤルズ―ドジャースは24日、アリゾナ州サプライズで行われ、ドジャースの黒田博樹投手は先発で5回2/3を投げ、ソロ本塁打を含む7安打3失点。三振は4個奪った。ロイヤルズの薮田安彦投手は7回から4番手で登板。1回1安打1三振で無失点だった。試合はロイヤルズが10―9で勝った。

 ≪初本塁打浴びて3失点≫ドジャースの黒田が6試合目の登板で最長の5回2/3を投げ、7安打3失点。4三振を奪った。「(開幕が迫り)もう抑えるに越したことはない」と話していた通り、リードを守って降板した。
 外角の制球力が増し、厳しいコースでカウントを稼いだ。速球は最速96マイル(約154キロ)をマーク。緩急をつけた投球も決まり、5回は2死三塁では3番ゴードンを外角のスライダーで見逃し三振に仕留めた。
 ただ、高めの速球は確実にとらえられた。4回は2死から安打を許し、7番グロードに中堅フェンス直撃の適時三塁打を浴びた。6回には1死からティーエンにオープン戦初の本塁打を浴びた。
 休養日を挟んで中5日の先発で78球。黒田は「いいところもあったし、無駄な点の取られかたもあった。開幕までのいい勉強になった」と振り返った。
 ≪開幕4戦目が有力≫黒田のデビュー戦が、4月4日の敵地でのパドレス戦になる見通しとなった。トーリ監督が24日示唆した。
 黒田のオープン戦最終登板は30日の本拠地でのレッドソックス戦に決まった。先発4番手とみられる黒田の公式戦初登板に関し、トーリ監督は「ローテーションの順番を見れば分かるだろう」とし、チームの開幕4試合目となる4日に先発する可能性を示唆した。
(共同)

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2008年3月25日のニュース