桂治 講道館杯を欠場!強化ランク格下げも

[ 2010年11月20日 06:00 ]

 全日本柔道連盟(全柔連)は19日、男子100キロ超級でアテネ五輪金メダルの鈴木桂治(30=国士舘大教)と、9月の世界選手権を制した女子52キロ級の西田優香(24=了徳寺学園職)が、20日に開幕する講道館杯全日本体重別選手権(千葉)を欠場すると発表した。鈴木は腰の椎(つい)間板障害、西田は左肩腱板損傷で、ともに3週間の加療が必要との診断書が提出された。

 全柔連は昨年から講道館杯の欠場者に対して強化指定ランクの見直しを行っており、トップ強化指定「ナショナル」の鈴木、西田も対象で、この日、千葉で行われたコーチ会議で両者の扱いについて協議。西田は先月の世界国別団体(トルコ)での負傷を配慮し公傷扱いとなったが、鈴木については21日の強化委員会まで結論を持ち越した。昨年欠場した棟田康幸(29=警視庁)と同様に強化ランクが「シニア」に格下げされ、今後の出場大会に影響が及ぶ可能性もある。ただ、篠原信一・男子監督は「桂治にはもうちょっと頑張って、若手と競い合ってほしい」とも話した。

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2010年11月20日のニュース