池田「優勝以外考えることはない」 遼くんは“敗北宣言”

[ 2010年11月20日 17:18 ]

第3日、2位に3打差の通算10アンダーで首位を守った池田勇太

 【ダンロップ・フェニックス第3日】ともに今季3勝の池田と石川。この日はそろって3バーディー、2ボギーの70で、差は12打のまま最終日を迎える。

 前週予選落ちした池田が今週は通算10アンダーで首位、2週連続優勝を狙った石川はスイング改造もあり33位。石川の口からは「最終日はトータル3アンダーか4アンダーにしたい」と「敗北宣言」も出た。
 それぐらい池田のゴルフが安定している。ボギーこそ、今大会51ホール目の15番で初めてたたいたが、ロングの4、7、18番はいずれもバーディー。「最後バーディーを取れたので気持ち的にすっきり。最終日は優勝以外、ほかに考えることはない」と力強かった。
 石川は上がり6ホールで3バーディー。「ドライバーがよかった。あとはアイアンだけ」と言い、「結果がすべてではない。スイングが良ければいい」と付け加えた。
 昨季賞金王を争った2人。不思議と今季は2人が絡んでの優勝争いはない。だが、報道陣の前では独自のゴルフ哲学が火花を散らしている。石川が完ぺきなスイングを模索するのに対し、池田は「オレはスイングで悩んだことはない。ほったらかし。現に先週ベロベロで今週これだけいい」。最終日勝てば、8年ぶりの日本人優勝だ。

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2010年11月20日のニュース