日本勢3人目はどちら?好調加藤と雪辱期す長島

[ 2010年11月20日 10:13 ]

男子500メートルで今季2勝目を挙げた加藤条治

 今季の男子500メートルは3戦目で加藤が2勝目を挙げ、ヘーレンフェインでの第2戦で優勝した長島と通算9勝で並んだ。2人にとって20日の第4戦は、清水宏保(34勝)と堀井学(15勝)に続く日本勢3人目となる同種目での2ケタ勝利が懸かるレースとなる。

 開幕ダッシュの要因について、加藤は豊富な経験に基づく調整の成果を挙げた。「夏から練習はやっていないけど、W杯である程度は結果を出すためにバネとかをためた」という。ただ、35秒を切れなかったこの日の優勝タイムには不満そうで、第4戦では「ぜひ34秒台を」と好調をタイムで実感したい様子だ。
 一方、この日は6位の長島も、前週は8位だった第1戦の2日後に優勝と一気に盛り返した。それだけに「スタートからの200メートルでもっと加速したい」と気持ちを入れ替え、雪辱を期す。
 五輪で銀メダルに輝いた長島と銅を手にした加藤。互いを強く意識し合う2人。長島は「通算勝利数はあまり気にしない。条治(加藤)はもっと勝ってるかと思った」と話したが、追い越されたくはないだろう。ライバル物語の“第2章”はますますヒートアップしそうだ。(共同)

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2010年11月20日のニュース