×

プルシェンコ首位発進も得点伸びず不安?

[ 2010年2月18日 06:00 ]

男子SPで首位に立ったプルシェンコは剣を抜くポーズを決める

 【フィギュア男子SP】堂々の首位発進となったプルシェンコ(ロシア)だが、その表情は満面の笑みとはいかなかった。「いい演技ができたと思う。得点よりも(ミスなく)クリーンに滑れたことが重要だ。得点は気にしていない」

 4回転―3回転の連続を含む3度のジャンプをすべて決め、自身の持つ世界歴代最高91・30点に迫る90・85点の高得点を叩き出した。だが、4回転のない2位のライサチェクとの差はわずか0・55点。微妙な採点結果へのショックは隠しきれなかった。
 五輪連覇を狙い、4シーズンぶりに現役復帰した27歳だが、圧勝を飾った1月の欧州選手権以来、風当たりが強くなった。米国ジャッジがプルシェンコの「技のつなぎ」を批判するメールを関係者に送っていたことが発覚し、採点論争がぼっ発した。逆風の中、プルシェンコはフリーへの闘志を燃やした。

続きを表示

2010年2月18日のニュース