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“腰パン”国母は絶好調!聖子“父母参観する”

[ 2010年2月18日 06:00 ]

本番に向け練習する国母和宏

 スノーボードの男子ハーフパイプは17日(日本時間18日)に行われる。服装の乱れや謝罪会見での不まじめな態度が問題となった国母和宏(21=東海大)は、予選で村上大輔(26=クルーズ)工藤洸平(20=シーズ)とともに2組に入ることが決まった。

 16日は試合会場のサイプレスマウンテンで約2時間の最終調整。ひざまで股間部分がずり下がった腰パン姿は相変わらずだったが、技はさえた。縦2回転横3回転の大技「ダブルコーク」を決めると、見守った観客から拍手が起きた。
 トリノ五輪王者で今回も優勝候補筆頭のショーン・ホワイト(米国)が昨夏に披露した「ダブルコーク」は、他の有力選手も使い始めているが、日本勢で完成させているのは国母だけ。国母はこの日、取材対応はなかったが、安岡伝夫コーチは「状態?いいと思いますよ。だいぶパイプにも慣れてきた。カズ(国母)はダブルコークの前のつなぎもいいから」と手応えを口にした。
 発奮材料もできた。“お目付け役”の橋本聖子日本選手団団長(45)が競技を生観戦することが決まったのだ。この日、スピードスケート会場で、橋本団長自ら「父母参観です」と冗談めかして明かした。批判を浴びた服装などの問題では全日本スキー連盟が出場辞退を申し入れたが、「私がすべての責任を負う」と出場を認めたのが橋本団長。恩人の前でどんな答えを出すのか。競技者としての真価が問われる戦いが始まる。

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2010年2月18日のニュース