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32歳デファゴ 五輪史上最年長滑降王者に

[ 2010年2月17日 06:00 ]

男子滑降で優勝したスイスのディディエ・デファゴ

 【男子滑降】昨季W杯種目別3位のデファゴ(スイス)が1分54秒31で初優勝した。

 男子のスイス勢がアルペン種目を制したのは、88年カルガリー五輪滑降優勝のツルブリッゲン以来22年ぶり。五輪史上最年長の32歳136日で滑降を制した。建築デザイナーの資格を持ち、コースを徹底的に分析して最短距離を滑る戦術家。ソルトレークシティー五輪は21位、トリノ五輪は26位だったが「スーツケースを(メダルで)少し重くして帰るつもりだった」と胸を張った。

 ◆ディディエ・デファゴ(スイス=アルペンスキー男子滑降)五輪には3大会連続出場。W杯通算3勝。昨季のW杯は総合6位で、滑降とスーパー大回転でいずれも種目別3位。1メートル84、89キロ。32歳。

 ≪0・07秒差銀も上機嫌≫3季前と昨季の2度、W杯総合優勝しているスビンダル(ノルウェー)は0秒07差で金メダルを逃した。それでも自身初の五輪メダルを手にして「この喜びをじっくり味わいたいね」と上機嫌だった。今季はケガや体調不良で何度もレースを欠場したが、五輪にしっかり照準を合わせてきた。「もっと調子は上がる。スーパー大回転は勝てるかもしれない」と、同国の先輩オーモットが前回大会で2連覇を遂げた種目に狙いを定めた。

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2010年2月17日のニュース