×

大技で稼ぐか?演技点か?内容それぞれのSP

[ 2010年2月17日 21:04 ]

 【男子フィギュアスケート】男子ショートプログラム(SP)は1~3位が0・60点差内に収まる大接戦となった。4回転ジャンプを跳んで首位に立ったプルシェンコは技術点が51・10点でただ1人50点を突破。2位のライサチェクと3位の高橋は演技点がそれぞれ42・00点と41・35点で、プルシェンコを上回った。

 プルシェンコは4回転―3回転の連続ジャンプをきれいに決めて14・80点を引き出した。トリプルアクセル(3回転半)と3回転ルッツを加えたジャンプの総得点は32点で断トツ。一方で演技点を構成する5項目で「技のつなぎ」は6・80点、「振り付け」も7・85点と伸びなかった。

 4回転を跳ばなかったライサチェクのジャンプの総得点は27・10点で、高橋の27・70点より低かった。ただ5項目は「技のつなぎ」が7・95点だった以外はすべて8点台の高得点をマークした。高橋も4項目で8点台の高い評価を得た。

 2日後のフリーで注目される4回転ジャンプについて、ライサチェクは跳ばない方針だ。プルシェンコと高橋は挑戦を明言したが、成功率が高いプルシェンコに対し、高橋は失敗すれば優勝争いから脱落するリスクを伴う賭けとなりそうだ。(共同)

続きを表示

2010年2月17日のニュース