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またトラブル…整氷車故障で1時間以上の遅れ

[ 2010年2月17日 06:00 ]

男子500メートルのレースで、整氷車を調整する担当者

 スピードスケート男子500メートルは想定外のトラブルで、進行が大幅に遅れた。1回目10組目終了後に整氷を行ったが、整氷車2台のうち1台が故障。急きょ別の1台が投入されたが、これも機能しなかった。各国のコーチがリンクの状況を確認したが、リンク上に水が浮き氷の表面が整っていなかったため、競技委員らが協議。1台で整氷を行ったため時間がかかり、競技開始が1時間以上も遅れた。

 国際スケート連盟のチンマーマン副会長は競技の延期を含めて話し合ったことを認め、「人的ミスではなかった。いろんな可能性を探っていた」と語り、今後についてはバンクーバーから約900キロ離れたカルガリーから新たな整氷車を取り寄せるプランを明かした。

 開会式当日の12日には、リュージュの公式練習でグルジア代表選手がコースから放り出され死亡。開会式でも聖火台の支柱4本のうち1本が出てこなかった。さらに雪不足により立ち見席スペースを確保できなかったモーグル会場では立ち見席3000枚が払い戻しされるなど、相次いでトラブルに見舞われている。

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2010年2月17日のニュース