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高橋大輔 その瞬間、右手を突き上げた

[ 2010年2月17日 13:25 ]

男子SPの演技を終え、声援に応える高橋大輔

 【フィギュア男子SP】その瞬間、右手を突き上げた。得点表示板に映し出された90・25の自己最高点。会心の演技を終えた高橋大輔(23)がメダルを狙える好位置でSPを終えた。

 ひざの前十字靱帯断裂の大けがをした右足の影響も感じさせず、ジャンプを成功させた。「今までで一番良かった。いい緊張感の中でできた」。完璧な演技に納得しているのは表情からよく分かった。
 連覇を狙うプルシェンコ(ロシア)との差は0・6。スタンドで日の丸を振った応援団からは、18日の「フリーで逆転だ!」の声が早くも聞かれた。
 「余計なことを考えずにやっていきます」。そう言うと笑顔から勝負師の顔に変わった。

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2010年2月17日のニュース