パラリンピック閉会式 平均世帯視聴率20・6% 瞬間最高24・8%

[ 2021年9月6日 09:27 ]

<東京パラリンピック閉会式>花火の打ち上がる国立競技場(撮影・光山 貴大)
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 5日夜にNHK総合で生中継された「東京2020パラリンピック・閉会式」(後7・58~10・08)の平均世帯視聴率は20・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが6日、分かった。個人視聴率は12・7%だった。

 瞬間最高は(午後8時57分、58分)の24・8%。フィールドに現れた東京の街を完成させた場面だった。

 東京パラリンピックは13日間に及んだ全日程を終え、5日午後8時から東京・国立競技場で閉会式が行われた。式典は映像や花火などで鮮やかにスタート。日本選手団は選手76人、競技パートナーなどのスタッフら72人の計148人が参加した。

 閉会式のコンセプトは「Harmonious Cacophony(ハーモニアス カコフォニー」(調和する不協和音)。パラリンピックから影響を受けた「違いが輝く」世界。五輪・パラリンピックを通じて得た「多様性と調和」のあり方を“すべての違いが輝く街”として表現した。

 大会公式マスコットキャラクターの「ソメイティ」も中継でのカウントダウン映像に登場、本番でもフィールドでダンスパフォーマンスを披露。また、女優やドラマーとして活躍するシシド・カフカ(36)はフィールド上の音楽パフォーマンスに参加。パーカッション隊のコンダクターを務め、言語の壁を超えた「ハンド・サイン」と呼ばれる指示でパーカッション隊を指揮。セレモニーを盛り上げた。

 また、国際パラリンピック委員会(IPC)のパーソンズ会長のスピーチの際には、障がい者の人権を守るIPCのキャンペーン「We The 15」のシンボルカラーに合わせて聖火の色を紫に変える初の行いで、会場全体が紫に染まった閉会式。ラストは盛大な花火が国立競技場から夜空に打ち上げられた。

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2021年9月6日のニュース