藤井王位、9月叡王戦で再び豊島竜王と対局

[ 2021年8月26日 05:30 ]

将棋の第62期王位戦で初防衛を果たし、花束と色紙を手にする藤井聡太王位
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 4勝1敗の大差でタイトルを守った藤井は「勝者の宿命」でもある過密日程の緩和にも成功した。

 この日の勝利により、9月に行われる予定だった王位戦第6、第7局(ともに神奈川県秦野市)がキャンセル。2日制の同戦は対局前後の移動日を含め4日間の拘束を強いられるため、2局の消滅は同時に8日間の休養追加を意味する。最新のAIを駆使して研究に長時間没頭するタイプの藤井にとって、この「自由時間」は果てしなく大きい。

 30日の竜王戦挑戦者決定戦3番勝負第2局(対永瀬拓矢王座)で勝てば9月上旬予定の第3局もスケジュール表から消える。豊島と再び対決する同13日の叡王戦最終第5局に向け、万全の態勢を徐々に築いている。

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