巨人・阿部監督「バッテリーごと変えて流れが少し変わらないかなと」「戸郷も次は頑張ってくれると」

[ 2024年4月12日 22:00 ]

セ・リーグ   巨人9―4広島 ( 2024年4月12日    東京D )

<巨・広>勝利を収めオコエ(右)とハイタッチしる阿部監督(撮影・藤山 由理)
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 巨人は6回に打者11人で6安打を集中して一挙7点を挙げ、今季初対戦となった広島に逆転勝ち。今季初の4連勝を飾って貯金を今季最多タイの2とした。広島には昨季8勝17敗と大きく負け越していたが、今季は初戦で白星をつかんだ。

 戸郷が初回いきなり2点先制を許すなど、5回で9三振を奪うも8安打4失点で降板。だが、打線は諦めなかった。

 0―2の2回に坂本が2号ソロ、1―4の4回に岡本和が3号ソロを放ってじわじわと追い上げ。そして、2―4で迎えた6回、萩尾、佐々木と若い1、2番コンビの連打からチャンスをつかむと、1死満塁から坂本のユニホームをかすめる押し出し死球で1点差。さらに2死満塁からオコエが逆転の2点適時打を放つと、吉川、萩尾、佐々木にも適時打が出てこの回一挙7点が入った。

 2番手で1回無失点の泉は移籍後初登板で初勝利。ソフトバンク時代の2021年5月9日西武戦(ペイペイD)以来1069日ぶりプロ通算4勝目をマークしている。

 試合後、阿部慎之助監督(45)との主なやりとりは以下の通り。

 ―――逆転勝利。

 「もう、みんなで勝った勝利だと思います」

 ――5回までは2点を追う展開。

 「なかなか戸郷がね、本調子じゃなかったので。けどね、5回まではきっちりその後ズルズルいかなかったので。2点ならね、何かあるんじゃないかなと思って。はい」

 ――5回に戸郷に代打・岸田を送って、そのままマスクをかぶらせた。その意図は。

 「もうバッテリーごと変えて、流れが少し変わらないかなというのが僕の中であったので。それで勝てたかどうかは分からないですけど、そういうのも一つの手だと思って、思い切って変えてみました」

 ――泉もよく投げた。

 「泉もそうですし、後からいったみんなピッチャーがね。戸郷をカバーしたので、本当ピッチャーで、みんなで勝ったゲームだったなと思いますし。それで救われた戸郷も次は頑張ってくれると思いますので」

 ――6回の7得点をどう見たか。

 「いやもうベンチで見ていて素晴らしいなと思いながらね。しっかりつなぐところはつないで、積極的にいくところはいって、そういうメリハリがね。ああいう攻撃になったんじゃないかなと思います」

 ――オコエも吉川も追い込まれてからのタイムリー。

 「もう見ての通りね。何とかしてやろうという気持ちも出ていましたし、それがヒットになってね。本人が一番うれしいんじゃないでしょうかね」

 ――新しい力、若い力が加わっての4連勝。

 「凄く大きなことだと思いますし。野球は何が起こるか分からないので、明日も気を引き締めてやりたいなと思います」

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