阪神・糸原の粘りが生んだ同点劇 平田ヘッド「粘って、粘ってさ。一番の殊勲じゃない」と称賛  

[ 2024年4月12日 22:44 ]

セ・リーグ   阪神2-2中日 ( 2024年4月12日    バンテリンD )

<中・神>8回、代打・糸原は粘って四球を選ぶ(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 阪神は延長12回の末、今季初めての引き分けに終わった。

 昨季のリーグ王者の意地が見えたのは2点劣勢の8回。1死から糸原が12球粘って四球を奪うと、木浪も左前打でつないで1死一、二塁と好機を拡大した。さらに代打・ノイジーの左飛で2者がタッチアップに成功し、近本の2点二塁内野安打で同点に追いついた。

 試合後、平田ヘッドコーチは起点となる四球を選んだ糸原を称賛。「糸原だよね。やっぱあそこでフォアボールで粘って、粘ってさ。見せてくれたよ。やっぱり糸原が一番の殊勲じゃない」と目を細めた。

 チームは連敗を止めることはできなかったものの昨季、四球から好機を作って得点を量産した得意の攻撃パターンを開幕から代打の切り札として待機する男が、呼び起こした。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年4月12日のニュース