阪神がファーム開幕戦で広島に13―1快勝 ドラ3ルーキー山田の活躍などを和田2軍監督が総括

[ 2024年3月15日 20:45 ]

ウエスタンリーグ   阪神13ー1広島 ( 2024年3月15日    鳴尾浜 )

<ウエスタン 神・広>初安打のボールを手に笑顔を見せる阪神・山田(撮影・平嶋 理子) 
Photo By スポニチ

 阪神は15日、ファーム開幕戦で広島に13―1で勝利した。大勝スタートとなった今季の1戦目を、和田2軍監督が振り返った。「9番・遊撃」でフルイニング出場した高卒ドラフト3位ルーキー・山田脩也(18=仙台育英)の活躍にも触れた。

 和田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 ―快勝で開幕。
 「点差うんぬんじゃなくて、しっかりとした野球をしっかり守って、選ぶところは選んで、また山田の走塁なんかも隙をついた素晴らしかったよね。そういうところができたかな。ちょっとね、点差だけ見ると打つ方にばっかり目がいってしまいがちだけど、そういうところができたというのが第一歩目としては大きいね」

 ─他の選手も走塁隙あらばだった。
 「島田のファンブルもね、本当に瞬時にスタート切ってるし、戸井のスチールにしてもね、今日はだけど今日はできたよね。これを続けていきたいよね」

 ─山田は初打席初安打。
 「打ち方を見てるとたまたま打てたんじゃなくて、打つべくして打ったスイングなんでね。初球まっすぐでワンボールからの2球目の変化球でね、あれを手首をかえさないでセンター方向にっていうね。本当に何回も言うけどいろんなものを見せてくれるから。これからレベルの高いピッチャーと当たっていく中でそういうものが出せるかどうかもあるし、そっからまだまだステップアップしていかないといけないということはあるんだけど。やっぱりゲームになると何かしそうな雰囲気を持ってる選手だよね」

 ─井上はファーストストライクだった。
 「今日のゲーム展開からいくとあの4点目が非常に大きな1点だったなと。2アウトであそこで終わるのとかなり違うので。それが4番の仕事なんでね。そういうことが教育リーグもできているし、まだ何も決まったわけじゃないんでね。ここからもう一回呼んでもらえるようにね、広大もしっかりやっていかないといけない」

 ─先発の西勇は。
 「立ち上がりから彼の場合は調整でこっち来てるんで、作っていく段階なんで、いろんなこと試しながらというところで。初回ヒット3本打たれはしたけど、最小失点で抑えて、その後の投球なんて見事だよね。アンパイアがきっちりストライクゾーン取ってくれてた中で、際どいところをつきながら。球数も多かったと思うけど、それでも簡単にフォアボール出さず、粘り強く投げられたんで状態的には良かったんじゃないかな」

 ―捕手と熱心にコミュニケーションを。
 「キャッチャーもそうだし、他のピッチャーが勉強になる投球をしてくれたので。ほとんど要求した近くにくるピッチャーなので、キャッチャーも勉強になるし、こっちにいるピッチャーもね、西の投球術をみて、どう感じてどう活かしていくか。今後の課題というか、勉強になったよね」

 ―朝話していた選手への言葉は。
「今はここにいるけど、シーズン終わった時に頑張れたな、いいシーズンだったと言えるように。こっちでもある程度しっかりした数字、成績を残す、それでチャンスを待つ。状態を上げるだけじゃなく。こっちで成績残さないで、上に行ったら打てます、なんてそんな甘い世界じゃないんでね。こっちでもしっかりしたものを見せて、成績を残して、呼んでもらえるようにアピールするのが、大事だよと」

 ―井坪も途中から2安打。
「後から出ていって、ああいうバッティングできるのはベンチでしっかり準備ができてた証拠。頭から行ったり後から行ったりする中で、今後とそういうこと続けて欲しいし、そこら辺はサブの選手の課題になってくると思うので。出てなくても自分が打席に立ったら、ランナー出たら、という気持ちでいかに試合を観れるかはすごく大事だと思うから」

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年3月15日のニュース