阪神 開幕は岩崎とゲラのW守護神プラン 岡田監督「ホンマにこだわってない」

[ 2024年3月15日 05:15 ]

キャッチボールする岩崎(撮影・須田 麻祐子)
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 阪神・岡田監督が14日、昨季セーブ王の岩崎と新加入ゲラ(レイズ)のダブルストッパー態勢で開幕を迎える構想を打ち出した。バンテリンドームでの練習後に明かした。

 「まあ(抑えは)どっちかや。あの2人の。別にホンマにこだわってない。それは。(どちらに)決めなあかんと思うけど。まあちょっと、最初は(打者の)右左(で起用を分ける形)でもええけどな。両方が同じやったら決めてもいいけど、右左(投げ)やからなあ」

 最速164キロのゲラにクローザーの適性があればそのまま任せ、仮にうまくいかなければ、昨季セーブ王の岩崎に託すという形が思惑だろう。守護神のポジションは、計り知れない重圧、球場の異様な雰囲気がのしかかる。その役目をゲラに少しでも味わわせるために、ソフトバンク、オリックスと戦う次週のオープン戦で、慣らし運転をさせる。同時に連投テストをして、準備を進める計画だ。

 「次はもうパ・リーグが相手になるからな。(オープン戦最後の)2カードは。一番後ろでどんな投球をするのか見てもいい。中継ぎに関しては、まだテストができるよ」

 18年ぶりにリーグ優勝した昨季も開幕当初は湯浅の抑えで船出。戦いを進める中で、岩崎が一番後ろを務める勝ちパターンが形づくられた。今季も同じようにシーズンを重ねる中でベストな形を構築するイメージでいる。

 「そういうことやろ、結局な。一番大事なのは7回からやからな。7回から絶対に点をやらないようにな」

 オープン戦3試合で3回無失点のゲラは初見参のバンテリンドームの感触を確認。「言われたところで投げるだけなので、準備をしておきます」。連覇の使者となるよう、首脳陣の期待は高まっている。(倉世古 洋平)

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