中日・涌井　NPB史上初となる「4球団開幕投手」も　西武、ロッテ、楽天で大役務めた経験貴重

オープン戦   中日4ー0広島 （ 2024年3月8日    マツダ ）

＜広・中＞　4イニング無失点の中日先発・涌井　（撮影　成瀬徹）
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　プロ野球史上初の「4球団開幕投手」あるかも!　中日・涌井が8日の広島戦でオープン戦に初先発し、4回1安打無失点。ちょうど3週間後の29日に開幕・ヤクルト戦（神宮）がある金曜日の快投に、立浪監督が候補の一人に追加した。

　「本当に安定しいてる投手は最初にいきたい。涌井も含めて十分考えられる」

　春季キャンプ後、候補に挙げたのが、柳、小笠原、高橋宏、メヒアの4人。メヒアは体調不良で出遅れ、現状は柳が最有力とみられるが、涌井には西武、ロッテ、楽天で計10度大役を務めた経験がある。この日の投球は「投げられているってことは、順調なんじゃないですか」と涼しい顔で振り返った。

　7日に阪神・青柳、DeNA・東の開幕投手が内定。他球団とは逆行する形ながら、ここに来て37歳右腕の動向から目が離せなくなった。　（山添　晴治）