「最悪では終われない」日本新薬の新人捕手・後藤聖基が躍動 東洋大では日本ハム細野とバッテリー

[ 2024年3月9日 12:37 ]

第78回JABA東京スポニチ大会Aブロック   日本新薬6―2日本製鉄鹿島 ( 2024年3月9日    神宮 )

<スポニチ大会 日本製鉄鹿島・日本新薬>5回、一塁へ送球する日本新薬・後藤(撮影・木村 揚輔)
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 日本新薬が6―2で日本製鉄鹿島を下し、開幕戦に勝利した。

 東洋大出身の新人・後藤聖基捕手は「8番・捕手」で出場し、1安打&好リード。いきなりフル出場で快勝に導いた。社会人野球で順調なスタートを切り「神宮で(東都リーグで)プレーしていた時と一緒に雰囲気で自分自身は変わらずできた。公式戦で負けられないというプレッシャーの中でいつも通りの試合ができたと思います」と振り返った。

 高い守備力が売りで、東洋大では日本ハムにドラフト1位指名された細野晴希投手とバッテリーを組んだ。社会人野球の初戦からスタメンに抜てきされ、「特に新人という感じもなくて、それはチーム全体の雰囲気というか、プレーしやすいように良くしてもらって、思い切りできていると思います」と先輩選手に感謝する。

 東洋大での最終シーズンとなった4年秋は東都リーグ1部から2部に降格する苦い経験をした。「野球人生で最悪の終わり方というか、そのままでは終われないので野球を辞めるまでは“絶対に良い思いをしよう”と思って社会人野球に来ました」と必勝を誓う。「キャッチャーで一番大事なことは負けないこと。スポニチ大会で優勝して、日本選手権の切符を勝ち取ることだけ考えます」と力強かった。

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