【今永昇太と一問一答】「2回の反省を3回に生かせた」誠也と初の同時出場「守ってどう見えたか聞きたい」

[ 2024年3月9日 09:40 ]

登板後、囲み取材に応じる今永
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 カブスの今永昇太投手(30)が8日(日本時間9日)、アリゾナ州メサで行われたマリナーズとのオープン戦に先発。実戦2度目の登板は3回4安打2失点、5奪三振だった。

 初回は2死から四球を出したもののムーアを空振り三振に仕留め、無失点の立ち上がり。だが、2回は先頭・ウリアスにソロを被弾すると、1死三塁からブリスに左前適時打を浴び、2点目を失った。。3回は1死から四球で走者を出したが無失点に抑え、この回限りで降板となった。今永の登板後の主な一問一答は以下の通り。

 ――2度目の実戦登板を振り返って。
 「2回に球数を費やしてしまったところがあったので、そこを早く修正しなければいけなかったですし、不用意なボールをタイムリーされた、ホームラン打たれたので次こそ、そのミスを克服しないとなと思います」

 ――2回の失点の課題は。
 「やはりイニング間でキャッチボールができなかったりとか、その中で自分なりの調整方法アジャストをしようと思ったんですけど、2回の1球目から良い球がいかなかったので、何球かなげていくうちに良い球が出てきたので、それをしっかりアジャストするためにはベンチに座っている時だけでなくて、1アウト、2アウト、3アウトの時にもちょっといろんな自分の体のコンディションを変えていかないと、2回の1人目の打者から良い球を投げられないので」

 ――直球の最速93マイル(約149・7キロ)だった。
 「初回だけですかね、真っ直ぐが良かったのは。2回以降の真っ直ぐはあまり良くなかったかなっていうか。自分の中で良い球でなかったんですけど、3回は変化球も使いながら抑えられたので、2回の反省を3回に生かせたので良かったです」

 ――軽く投げるという感覚は。
 「ブルペンだったり試合の中で数球はあるんですけど、やはり打たれたくないとか、長打があるかもしれないとか、そういう雑音が頭の中に入ってくると、自分の思ったように動いてくれないので、上手く無駄なマインドを除去するような、マインドリセットもアメリカの中で考えていかないといけない」

 ――空振りを奪える直球とヒットされる直球の違いは。
 「空振りを取ってるボール、詰まらせたりファウルを取ってるボールは、ボールを放出してるというか、遠心力の中でボールを離してしまった感覚。でも特に顕著なのが、レフト前のタイムリーあったじゃないですか。あの真っ直ぐは“投げた真っ直ぐ“って感覚。自分で投げてしまってる感覚。放出していない、遠心力を使えていない感覚がある。“投げちゃった真っ直ぐ”が一番いいので、その真っ直ぐをコンスタントに出せれば、ファウルも取れるし空振りも取れるので、初回の真っ直ぐをどれだけ6回、7回まで続けられるかが、打たれないっていう面では大事なのかな」

 ――イニング間にキャッチボールができない。シカゴは寒い。対策は。
 「トミー(ホットビー)コーチからやりようはたくさんあるし、日本のようにキャッチボールできる環境をなるべく作る(と言われた)し、僕もやはりこっちの野球に取り組んでいる以上はいろんな自分のやりたいことができないって頭の中に入ってますし、その中でも結果を出さないといけないので、うまく調整方法を見つけたい。プライオボールとかもあるので、壁に当てたりとか。ドジャースの時もプライオが広いところで当てられなかったので、その環境を見つけて、できなかったとしても投げてうまくやっていくのも探していきたい」

 ――2度目の登板で自分の特徴は出ているか。
 「向こうも相手のデータ、僕のデータがない中で打ってきてるので、シーズン入ってデータが集まってくると、また違うと思いますし、今、三振が取れてることが特にこれから先の自信につながることは一切ないですね」

 ――鈴木誠也と初めて一緒に試合に出た。
 「誠也はいつも日本の時はライトだったので、あんまりレフト守ってるのが自分の中でイメージないんですけど、あまり気にはならなかった」

 ――ベンチで会話などは。
 「今日は僕が試合で投げてるので、おそらく誠也選手も気を使ってなかなか、彼も自分の打席に集中してましたし、明日、守ってるところから見てどう見えたか聞きたいです」

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