大谷翔平と一問一答 古巣エンゼルス戦 トラウトからは「契約おめでとう。家族も含めてお互い元気かと」

[ 2024年3月6日 12:34 ]

交代後に取材に応じる大谷翔平(撮影・柳原 直之)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が5日(日本時間6日)、アリゾナ州グレンデールで古巣エンゼルスとのオープン戦に「2番・DH」で先発出場した。昨季まで6年間在籍した古巣との移籍後初対戦。第1打席は空振り三振、第2打席は見逃し三振に倒れて迎えた第3打席は中飛に打ち取られ、3打数無安打で途中交代し、オープン戦出場4試合目にして初めて無安打に終わった。

 エ軍時代に「トラウタニ」コンビを組んだかつての盟友マイク・トラウト外野手も「3番・中堅」でスタメン出場。大谷は試合前、エンゼルスナインがアップする右翼付近を訪れ、ウォードとハグ。さらにネト、オハピーともハグして再会を喜んだ。また、試合開始15分前には左翼付近から球場入りしたトラウトの元に自ら駆け寄り約1分間談笑。水原一平通訳と3人で記念撮影する場面もあった。トラウトとは昨年8月22日(同23日)のレッズ戦以来、196日ぶりに同一試合でのプレーとなった。トラウトは初回に1安打を放って存在感を示した。

 大谷の試合後の一問一答は以下の通り。

 ――エンゼルスのチームメートと会ってみて。
「結構こっちに来てたので。いろんな人が。ちょっと話しました」

 ――韓国での開幕戦まで打席の内容、結果に満足している?
 「今日は久々のナイターで見え方が違うので、試合をこなしながら。打席のクオリティーも上がってきてるのではないかなと思うので、最後の方は惜しかった。もうちょっと振れるかなと思っています」

 ――契約が決まったあと、どれくらいエンゼルスのことを振り返った?
 「どちらかというと決まる前に一番考えた。決まった後はお互いにこのシーズン切り替えて向いていると思うので。交渉の段階が一番考えたんじゃないかなと思います」

 ――元チームメートに何か言われましたか?
 「特に。おめでとうというか、契約できたことにおめでとうという会話が多かったですかね」

 ――ここまで1カ月、ドジャースの一員として何が印象的?
 「チームの色が、どっちがいいとか悪いではなくて、このチームの色があって。まだ、1カ月ですし、僕も由伸もそうですけど、一緒に時間を過ごすうちにもっともっと馴染めると思います」

 ――エンゼルスと対戦して変な感じはしたか?心の準備は?
 「変な感じはないですかね。向こう側(のベンチ)にいるので多少はありますけど。向こうのホームだったらまたちょっと違うんじゃないかと思います。今回はこちらがホームで余り違和感はなかったです」

 ――今日、明日と2試合連続で出場を決めたのは?
 「後々のスケジュールも考えながら全体をトータルで見たときに出た方がいいなと思ったので。打席数を稼ぐ意味でも大事なのかなと思います」

 ――打撃はリハビリは終わってシーズンに向けて準備できた?
 「リハビリはもう終わってますね。あとはどれくらいクオリティーを上げていけるか。結果どうのこうのではなく、しっかりと見えているか、振れているか、いいタイミングで待てているかどうかが一番大事だと思います」

 ――トラウトとの会話は?
 「もう全員契約おめでとうということと、家族も含めてお互い元気かという普通の感じでしたね」

 ――エンゼルス時代はトラウト選手を次打者席から見ることが多かったが、今はベッツを見ている。その違いは?
 「どちらもいいバッターですし、打席のクオリティーも高い。勉強になることが多いと思うので、自分の打席も考えながらどういうふうに打席を送っているのかなとみながら勉強しています」

 ――右手の小指はテーピングをつけているが状態は
 「今は多少腫れはありますけど、特に問題はないかなと。あと2、3日すればいいんじゃないかと思います。(突き指?)そうですね」

 ――山本が馴染むようにと話していたが、この前の初登板でも見ていたが気にかけている?
 「気にはかけてないですね(笑)プロフェッショナルですし、どこにいてもやることをしっかりやる選手だと思うので、周りのサポートもありますし。同じフィールドで過ごす日本人、日本語でお互いに気軽にしゃべれるので多少特別なのかなと思います」

 ――オフシーズンに取り組んでたことでこれをやっていてよかったなと思うことは?
 「リハビリが基本的にはメインだったので、まずはリハビリの経過がスケジュール通りにこなせて、今こうやって打席数をこなせてしっかり開幕に向けて出続けられているのが一番じゃないかなと思う。トレーニングや技術的なことはその次かなと思います」

 ――明日出ると決めたのは、ナイター後のデーゲームもシーズン中にある。それをクリアしていこうという考え?
 「ナイターデーが特別かというよりは、全体のスケジュールを今日も話しましたけど、見て、今日明日出た方がいいという判断なので。全体を見ながら、ナイターデーを絶対出たいとかではなくて、全体の試合数を確保するという感じですね」

 ――打者としてのリハビリは終了したということだが、ピッチングのリハビリのスケジュールは?
 「まだスローイングが始まってはないので、ある程度の全体像のスケジュールは協議はしていますけど、ますはしっかり開幕を迎えることと、バッターの方で問題なくちゃんと公式戦でも出られるという確認がまず先じゃないかと。その先にショートスローから入って、徐々に強度を強くしていく」

 ――韓国の後から?
 「多分そうなると思います」

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