元広島・大石弥太郎氏が死去、80歳 ダイナミックな投球フォームで通算79勝

[ 2024年2月27日 05:30 ]

広島時代の大石弥太郎さんのダイナミックなピッチングフォーム

 元広島投手の大石弥太郎(おおいし・やたろう)さんが22日、病気のため、沖縄県名護市の病院で死去した。80歳。大分県出身。葬儀・告別式は26日、名護市内で近親者のみで執り行った。

 大分・佐伯鶴城から1962年に阪急に入団。5年間でわずか1勝に終わり、67年に広島に移籍。ダイナミックな投球フォームから力のある直球を武器として、この年に10勝を挙げて開花した。69~72年には4年連続2桁勝利を記録するなど、安仁屋宗八、外木場義郎、白石静生との「4本柱」を形成して活躍。球宴にも4回出場した。広島に8年在籍した後は75年に再び阪急へ移籍し、その後、中日、南海などでもプレーして80年限りで現役を引退した。通算成績は登板462試合で79勝81敗1セーブ、防御率3・21。

 引退後の93年には台湾・統一の監督を務めて3年間で2度の優勝に導いた。退団後は、沖縄県名護市に移住。アマチュア野球の指導者として、後進の育成に努めた。

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