ブルージェイズ・菊池雄星 オープン戦今季初登板 最速154キロ、2回1安打無失点3Kの万全調整

[ 2024年2月27日 03:40 ]

オープン戦   ブルージェイズーパイレーツ ( 2024年2月26日    フロリダ州・ダニーデン )

ライブBPに登板するブルージェイズ・菊池(AP)
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 ブルージェイズの菊池雄星投手(32)が26日(日本時間27日)、フロリダ州ダニーデンでのオープン戦・パイレーツ戦で今季初めての実戦登板を果たした。先発で2回を投げ、1安打無失点。3つの三振を奪うなど、上々のスタートとなった。

 安定感ある投球だった。初回、先頭のゴンザレスはカーブで空振り三振。続く、トリオロには右中間二塁打を許したが、後続を確実に断って、スコアボードに「0」を刻んだ。2回も危なげなく3者凡退。30球を投じ、出番を終えた。

 直球の最速は95・5マイル(約153・7キロ)を計測。スライダー、カーブ、さらに球速差を付けるため、昨季と握りを変えたチェンジアップも投じた。初回1死二塁、3番・デービスをチェンジアップで一邪飛、2回1死からも外角に鋭く落ちるチェンジアップでデレイを空振り三振に仕留めるなど、練習の成果も形となって表れた。

 菊池はメジャー5年目の昨季、自身最多の11勝、防御率3・86をマークした。安定感を武器に、投球回数もメジャー自身最多の167回2/3を記録し、チームのプレーオフ進出に貢献。初めてのプレーオフでの登板も経験した。

 3年契約の3年目となる今季は開幕ローテ入りがすでに確定。今月15日(日本時間16日)にキャンプインし、課題を持って練習に取り組んできた。24日(同25日)には「チェンジアップはだいぶ手応えをつかんでいるし、バッターの反応を見ながらという段階に入っていける。(試合で)ギアを上げた時に変化球をコントロールできるかは分からないので(開幕まで)1カ月のテーマにしたい」と話していた。

 この日を含め、開幕まで5試合に投げる予定。さらなる飛躍を目指して、着実に調整を重ねていく。

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