オリックス臨時コーチ・能見篤史氏　由伸に代わる「分岐点」で勝てる投手の登場期待「誰か絶対出てくる」

＜オリックス宮崎キャンプ＞会見で、投手陣の印象を語る能見臨時コーチ　（撮影・井垣　忠夫）
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　オリックスOBの能見篤史氏が27日、宮崎・清武総合運動公園での同球団春季キャンプに臨時コーチとして合流した。

　21、22年と現役最後の2年間、投手コーチ兼任として在籍した能見が、中嶋監督直々のオファーを受諾して参加。指導は28日までの2日間を予定する。

　山本由伸ら主力投手がチームを離れた状況で「チャンスと捉えてる選手の方が非常に多い」と、能見氏は頼もしさを実感。「ポテンシャルというか能力のある選手が非常に多い。楽しみにしてます」と期待した。以下、一問一答。

－臨時コーチ初日の感想
　なかなか全員は見れてないので。それでもブルペン入るピッチャーだったりとか、僕がいた頃にいた選手たちとも色々話することできましたし。本当になんとかね、きっかけで良くなってほしいなって思いも自分の中ですごくあるので。何かプラスになってくれればなという思いで、 色々話はいろんな選手としました。

－監督から話は
　基本はもう自由に動き回っていいよっていうのはね、新聞等々で言ってたんで。投手コーチの方々に色々聞きながら動きましたけど。

－ブルペンを見て投手の状態は
　知ってる選手の方が非常に多いので。特にその選手の良さってのも僕はいた頃も知ってますし、それと照らし合わせながらというか。でも、ちょっと異変というかね、ちょっと違和感が僕の中であったというか、そういうのが何か選手にとって、なんかいい方向に行ってくれたらいいなってのもあったので。特に知ってる選手に対しては結構声はかけるようにして。

－どういうところに違和感を
　元々ね、しっかりボールの強さであったりとか、質であったりとかってのは投げれてた選手が、今年に関してはちょっとね、そこにあんまりたどり着いてないなって感じもしたので。話すことによって、思ったより自分の中でうまくいってない選手の方が今多いので。そこで何かプラスというか、ちょっとこういう動きしてたよとかってのは色々話はしましたけど。

－佐藤や前とは密接に
　どのようにというか、でもその彼らの能力からすると、まだ全然出てないというか。そういうのは僕の見立てなので、そこは本人たちと色々話して答え合わせしながらというか。その辺でね、コミュニケーションを取りましたけど。本当に、実力は全然出てないなっていうのは、僕の感想です。

－宮城は
　でもね、ボール自体は本当に何も言うことはないですし。どっちかと言えば安心してた方ですけど。それでもね、あんまり素直に認めるのもどうかなと思うので。ちょっと球数自体はそんな投げてなかったので、その辺は指摘はしときましたけど。

－どのような会話を
　本当にね、こういう会見で話すような内容ではないのでね。本当は…言葉は良くないですけど、じゃれあってる感じなんで。

－主力投手の移籍があった中でどう見てる
　でも、選手自体もね、山本由伸投手抜けて、山﨑福也投手も抜けてってところで、2つ枠がっていうのが本当にね、どっちかというとチャンスと捉えてる選手の方が非常に多いので。そこは本当に頼もしいですし、本当にここのチームって誰か絶対出てくるってのはあるので。非常に楽しみにしてますけど、後は誰がどう出てくるのかは分からないですけども、本当それだけのポテンシャルというか能力のある選手が非常に多いので。その辺は楽しみにしてます。

－投手陣の先頭に立って
　みんなそれぞれ自覚持ってやってるので、引っ張っていくというよりはみんなで切磋琢磨するというか、元々どっちかというと仲の良いに選手が非常に多いので。みんなが本当に1つの目標に向かって進んでいくような感じがするので、誰かってよりは、みんなでって方がニュアンス的には合ってるかもしれないですね。

－4連覇に向けて投手陣に必要なのは
　どうなんでしょうね。でも本当、シーズンの中でやっていく中で分岐点って結構あるんですよ。ここでこの試合負けるととか、 ここのカード大事だなって、実は何個かこう分岐点出てくるので。そこんとこって担ってくれたのが山本由伸投手だったので。そこがいない中で、他の選手たちがそこをどう勝っていくかだけだと思うんですけど。あんまり言うとプレッシャーにもなりますし、本当そこは意気に感じてやってくれたらいいなと。