広島 激アツ外野争い!新井監督「こちらが想像していた以上」さあサバイバル“6番勝負”

[ 2024年2月14日 05:05 ]

日南キャンプを終え選手、スタッフとハイタッチして回る新井監督(撮影・中辻 颯太)
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 広島は13日、宮崎・日南での1次キャンプを打ち上げ、あす15日からの2次キャンプに備えて沖縄入りした。新井貴浩監督(47)は、13日間の若手のアピールについて「想像以上。100点満点」と総括。外野の定位置を巡っては、田村、久保ら5人の若ゴイがアピールを繰り広げ、競争は激化する。沖縄では対外試合6試合が組まれており、指揮官は1軍生き残りを懸けた争いについて、27日の2次キャンプ打ち上げまでを目安とした。

 日南1次キャンプの13日間は、若手の奮闘が際立った。特に、西川がオリックスに移籍した外野の枠を巡るアピール合戦だ。新井監督は、若ゴイのがむしゃらな姿勢を評価した上で、沖縄に場所を移してからのバトルにも期待を寄せた。

 「いい競争をしてくれている。特に外野争いは、こちらが想像していた以上。ここまでは100点満点。沖縄に行って、試合も増えてくるので、また、高いレベルの競争を楽しみにしている」

 あす15日からは、沖縄市のコザしんきんスタジアムに舞台を移し、41選手が参加して、2次キャンプが始まる。同球場で17日に予定されるロッテとの練習試合を皮切りに、対外試合は6試合。開幕1軍、定位置奪取へ、若手にとってはサバイバルの“6番勝負”が待ち受ける。指揮官は、1軍メンバーの絞り込みについて、一定の目安を明かした。

 「ファームで調整している(主力の)メンバーが戻ってくるまでが、ある程度の目安になる。一つの段階として、そんなイメージを持っている」

 宮崎・日南の2軍では主力の野間、松山のほか、右膝手術明けの秋山、左膝のケガから復帰を目指す末包らが調整を続けている。3月上旬のオープン戦からは状態が整った主力も1軍で実戦に入る見込み。だからこそ、沖縄での6試合が明暗を分ける。

 1軍キャンプでは、田村、久保、中村貴、中村奨、中村健の若手外野手5人がアピール中。今後は“サバイバル第2章”が幕を開ける。今春の実戦7打数5安打で存在感を示す2年目の久保は「競争に負けないように、粘り強く食らいついていきたい。走攻守で力を発揮して、開幕1軍に名前が残るように頑張りたい」と目の色を変え、実戦2試合連続複数安打の中村貴も「打たないとスタメンでは出られない。結果を残してアピールしたい」と気合を入れた。本当の勝負はこれからの約2週間。熱く激しい外野手争いが、沖縄の地で一層ヒートアップする。 (長谷川 凡記)

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