パドレス・ダル 「今までなかった」打者・大谷との対戦心待ち ドジャースに「一つでも多く勝ちたい」

[ 2024年2月14日 02:30 ]

松井(中央)と談笑するダルビッシュ(左)(AP)
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 キャンプ2日目を迎えたパドレス・ダルビッシュが12日(日本時間13日)、「打倒ドジャース」に闘志を燃やした。同地区の宿敵に大谷と山本が加入。「僕は一緒のチームでプレーしたかったけど、強いライバルチームに入って、より楽しみになった。一つでも多く彼らに勝ちたい」。特に「打者・大谷君と対戦する機会が今までなかった。それができる」と力を込めた。

 メジャー13年目は野茂英雄の12年を上回り日本投手最長。日米通算200勝に残り4、通算2000奪三振に残り71に迫り「ケガをしたら達成できない。一日一日を大事に」。昨季終盤に痛めた右肘は順調に回復。13日(同14日)にブルペン入りするが、既に球速は150キロを超え「問題なく投げられている」とうなずいた。

 新たな仲間にも刺激を受ける。前日に新加入の松井が英語、スペイン語など4カ国語で取材対応。「チャレンジ精神があるし、凄く楽しんでいる。僕もいい影響を受けている」。この日の投手ミーティングでは、松井の動画を見たコーチから英語で話すよう言われ「初めてみんなの前でしゃべった。めっちゃ緊張した」と笑った。

 日本ハム入団から数えて20年目。ド軍と対戦する3月20、21日の韓国・ソウルでの開幕シリーズで登板の可能性もある。「韓国は行ったことがないから楽しみ。食事もだけど、ドジャースに勝った後のお酒を楽しみたい」とライバルを倒して美酒に酔うと誓った。(ピオリア・笹田 幸嗣通信員)

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