大谷に背番号譲ったケリー“笑撃”の日本語Tシャツ披露 贈られたポルシェは子どもの乗車“NG”理由は…

[ 2024年2月14日 09:27 ]

「野球は退屈ではない」と書かれたTシャツを着てメディア取材に応じるケリー(撮影・柳原 直之)
Photo By スポニチ

 ドジャースのジョー・ケリー投手(35)が13日(日本時間14日)、米アリゾナ州グレンデールのキャンプ地でメディア対応。“笑撃的”な日本語Tシャツを披露した。

 メディアの前に現れたケリーは青の球団Tシャツを着用していると思いきや、「野球は退屈ではない」と日本語で書かれたまさかのTシャツで取材対応。どこで手に入れたのか質問されると「“Baseball isn’t boring”というブランドを持っていて、そのシャツをいつも着ている。日本語版を着るのはこれが初めてだよ。私と本を共著した人(ロブ・ブラッドフォード)のブランドだ」と知人から送られたものと語った。

 「野球は退屈ではない」と書かれた日本語の意味について理解しているかについても「“Baseball isn’t boring”だ」とうなずき、笑みを浮かべた。

 ケリーといえば、大谷翔平に背番号「17」を譲ったことで知られる。背番号譲渡の経緯について尋ねられると「フィールド外で話し合った。翔平は出しゃばりすぎたくはなかったけど、私がフロントオフィスに、“たかが背番号だから彼に譲りたい”と申し出たんだ。そうやって数時間、フィールド外で話し合い、僕たち2人にとっても、ドジャースファンにとってもいい方向にいったんだ」と自身から球団側へ申し出たと説明した。

 譲ってくれた大谷からはお礼として高級車・ポルシェが贈られた。乗り心地については「素晴らしいよ。アリゾナは砂利がすごいから、ここではトラックを運転している。ただ、(ポルシェの)乗り心地は最高だ」と満面の笑み。普段は妻のアシュリーさんが運転しているという。

 そして、まさかのプレゼントに「驚きはしたけど、私はわかっていた。だから彼女(妻)の方が驚いていた。色を選んだりとか、そういったことに驚いていた。家族みんなが喜んでいるし、彼女は運転を気に入っている。汚すから、彼女は子供たちを乗せるのを好まない。だから4人の子供たちはもう一台の車に乗せるようにしている。素晴らしい贈り物だ。みんな感謝しているよ」と汚さないために子どもの乗車は“NG”という秘話も明かした。

 チームメートとなった大谷が溶け込もうとしていることに「私たちは最高のフロントオフィス、スタッフ、コーチ陣を揃えていて、リサーチしている。ただ選手を獲得するだけではなく、チームメートだった選手たちとも話して、いいチームメートかどうか、フィールド外ではどうかを知ろうとする。そのためにスカウト、以前のコーチ陣とも話す。オーナー以下、フロントオフィスはひどい人間に大金を叩いたりはしない。ただ、才能があるだけではなく、いい人間がこのクラブハウスには揃っている。他の選手たちと衝突したりはしない」ときっぱり。

 続けて「どういう選手か、どんな数字を残すかというだけでなく、どういう人間かについてリサーチする。翔平についてもリサーチし、話し合い、時間を過ごし、翔平は素晴らしいチームメイトだと知った。彼は大人しく、静かなのもいい。ここまではうまくいっている」と人間性にも太鼓判を押した。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年2月14日のニュース