阪神・青柳 17日楽天戦に先発「球もいい感じ」肉体改造の成果発揮だ

[ 2024年2月14日 05:15 ]

挟殺プレーの練習に臨む青柳(後方は岡田監督)(撮影・大森 寛明)
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 ローテーションの柱へと返り咲きを狙う阪神・青柳が、今年の対外試合初戦となる17日の楽天戦(宜野座)に先発することが決まった。安藤投手コーチは「17日は青柳、そして伊藤将。1イニングの予定だが、青柳は状態がいいから、もっと投げてもいいかな」と先陣としての信頼を寄せた。

 キャンプでは111球の投げ込みも行うなど、青柳は順調にシーズンに向けた歩みを進めている。「いつでも打者に立ってもらえたら、という感じ。あとは試合の中でまた課題が出てくる」と実戦登板を見据えた。

 21、22年の最多勝右腕は昨季、開幕投手を務めながらも18試合の登板で8勝6敗、防御率4・57と苦戦。2軍調整も経験した。その原因を「結局は体が動かなかった」と分析した。体の動きと切れの不足がフォームにも影響した。だからこそ、復活のカギを肉体改造が握っている。

 「体が動かなくなって出力が落ちた。意識してウエートを増やしました。食事とトレーニングで増やそうと思って増やしました」

 現在は昨年シーズン中から5キロ増の87キロ前後。体脂肪も比例して16%から19%に増えたが、トレーニングをしながらの増量で「重たくなった感じはないし、動けている。球もいい感じに行っている。この時期にしては速い」と手応えを強調した。さらに「スピードが上がるに越したことはないので、150キロだったら見栄えもする」と大台への挑戦も宣言した。

 対外試合初戦先発も岡田監督の期待の証。青柳も自信を持って、17日のマウンドに向かう。(鈴木 光)

 〇…阪神OB会恒例のキャンプ陣中見舞いが練習前に行われた。川藤幸三OB会長は選手らを前に「いいキャンプをやるかやらないかで、その一年が決まるようなもの。この秋には、初めての連覇というものを達成してほしい」と熱く激励。最後にはチームの投打の柱として期待する大山、近本、青柳の名前を挙げ、「おまえらが、とにかく若い連中を全部引っ張っていけよ」と球団史上初のセ・リーグ連覇への思いを託した。

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