神村学園の黒木陽琉投手が亜大入寮 “モイネロカーブ”武器にドラフト1位目指す

[ 2024年2月14日 18:41 ]

亜大での成長を誓った黒木(撮影・村井 樹)
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 東都大学野球リーグ1部の亜大に14日、神村学園(鹿児島)の最速147キロ左腕・黒木陽琉投手(3年)が入寮。昨秋のドラフトでは指名漏れを経験したが「4年後は必ずドラフト1位を目指す。大学1年生の間には150キロを出す」と新たな目標を力強く語った。

 「ドラフトでは悔しさを味わったが、これからより一層誰よりも練習して、練習の質にもこだわりたい」

 ブレザー姿でまだあどけなさの残る表情に、強い覚悟がにじんだ。昨夏は伝家の宝刀・カーブを武器に甲子園ではベスト4入りに大きく貢献。ソフトバン・モイネロと似た軌道から“モイネロカーブ”としても注目され「参考にしている投手なのでそうやって言ってもらえてうれしかった」と自信を深めていた。しかし、ドラフト会議では最後まで名前が呼ばれることはなかった。それでも、レベルの高い東都リーグでまた一から腕を磨いて4年後のプロ入りを目標に掲げ「今年は大学生がたくさんプロへ行ったが、ストレートの質だったり変化球の量や質も全然違う。まだ自分は線も細いので体作りにも取り組んでいる」と自らを見つめ直した。

 理想の投手像は「ピンチの場面で流れを変えられるピッチャー」と迷いなく言い切った黒木。亜大のOBでもある神村学園の小田大介監督からは「もっと人として成長する部分もある。しっかり人としても磨いて、ドラフト1位になって報告に来てほしい」とエールを送られた。生まれ育った宮崎、そして高校時代を過ごした鹿児島から多くの期待を背負って上京してきた左腕。夢への新たな挑戦が始まった。(村井 樹)

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