オリックス舜平大&宮城の“ぺやぎ” キャッチボールで褒め殺しの応酬

[ 2024年2月14日 05:20 ]

キャッチボールを終えた山下(左)と宮城
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 オリックスの宮城と山下が休日を返上し、宮崎市のSOKKENスタジアムのサブグラウンドでキャッチボールなどで調整した。両者とも第4クール初日のきょう14日、今春初のライブBP(実戦形式の打撃練習)登板を予定。本格的に開幕投手争いのゴングが打ち鳴らされる。

 最高気温20度の青空の下、キャッチボールは熱を帯びた。山下の球を受けた宮城が「同じボールを投げているとは思えない」「ボールがかわいそう」とスピンが利いた相手の球を大絶賛すれば、山下も宮城のボールが風を切る音を立てたことに「風がかわいそう」と褒め殺しの応酬だ。球団YouTubeの企画内で宮城が「しゅん“ぺ”いた」「み“やぎ”」から取って名付け、ネット等でもその愛称が広がりつつある「ぺやぎ」コンビ。和気あいあいの雰囲気とは裏腹に、極上の“投げ合い”だった。

 絶対的エースの山本が移籍。左右の両輪として、開幕投手への期待もかかる。宮城は「みんな狙っていると思うし、(山下は)えげつない球を持っているので、負けずに置いていかれないように」と自身初の大役へ改めて意欲。昨季経験した山下も、腰の張りで緊急降板した昨年8月26日ロッテ戦以来の実戦形式に「出力は出ると思うので、楽しみ。前のクールの立ち投げ(ブルペン)で、(状態が)上がってきた感じがした。いいタイミング」と胸を高鳴らせた。

 「ぺやぎ」のハイレベルなアピール合戦が、球団史上2度目のリーグ4連覇を狙うオリックスの投手陣を引っ張る。(阪井 日向)

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