杉谷拳士 引退を決意した思い明かし“涙目”に 異種目の元日本代表選手が熱く抱擁

[ 2024年1月12日 17:08 ]

杉谷拳士
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 元プロ野球選手でタレントの杉谷拳士(32)が10日深夜に放送されたテレビ朝日の冠番組「杉谷拳士が取材中」(水曜深夜2・47)に出演。異種目の元日本代表選手にねぎらわれ、熱く抱擁される場面があった。

 2022年シーズンを最後に14年間のプロ野球生活にピリオドを打ち、新たな道へ“前進”を続けている杉谷。この日は、2011年1月のアジア杯決勝・オーストラリア戦で“伝説のボレー”を決めてザックジャパンを優勝に導き、23年シーズンを最後に現役を引退したサッカー元日本代表FW李忠成さん(38)をゲストに招いた。

 そのオープニングトーク中だった。李さんから「僕から一つ質問いいですか?去年(22年)引退されたということで、僕よりも1年先輩…引退した先輩として。なぜ引退されたんですか?」と予想外の質問が繰り出された。

 これに「なぜ引退…?」と戸惑う杉谷だったが「腰のヘルニアがあって手術が…肘もちょっと怪しい。1年間しっかり野球できるのかって思った時にちょっとこう…難しいなと思って。ちょうど(日本ハムの本拠が翌年に)札幌ドームからエスコンフィールドに舞台が変わるところで。なんか、ここで引き際なのかな…って。サッとこう」とコメントした。

 これに李さんは「悲しいですよね、けど」と反応。杉谷が「悲しいですね」と少ししんみりすると、李さんは「分かるよ」と優しい声で言って笑みを浮かべ、杉谷を固く抱きしめた。

 「ありがとうございます!なんか、動かなくなった自分がやっぱ…」と少し“涙目”になった杉谷に、李さんも「そうね、それで嫌いになりたくないですもんね、その競技を」といたく共感していた。

 その後、高校サッカーの強豪・帝京出身で、サッカーも大好きだという杉谷がサッカーボールのリフティングを披露し、意外な特技に李さんも「うまい!」と絶賛。李さんの指導を受けて“伝説のボレー”も再現した。

 また、“伝説のボレー”について聞かれた李さんが「僕がたまたま決めただけであって。この試合、(GKの)川島永嗣さんだったり、ディフェンスラインの内田とか長友とか岩政さんとか。みんな守ってのこのシチュエーションなんで。本当にみんなの勝利です、これは」とチームメートに感謝すると、ここで杉谷は「僕なんか決めたらもう“自分がやりましたよ”って。“全ては自分の力です”って。違うね、いうことがやっぱ。代表になる選手はやっぱり」と自らをいじったが、李さんは「ちゃうちゃうちゃう…」と苦笑い。「嘘でしょ!?嘘はやめよ!嘘は良くない!」と笑いが止まらなくなった。

 それでも「僕が満塁ホームラン打っても“僕が一人で4点取ってきました”って」とボケ続ける杉谷。李さんは懸命に笑いを取ろうとする杉谷に笑顔を見せていた。

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