藤川球児氏 新人研修で講演「悩んだら、SNSで連絡を」 指導者強く言えない時代…「とにかく前に出ろ」

[ 2024年1月12日 17:38 ]

<NPB新人研修会>藤川球児氏が研修会の講師として新人選手に講義(撮影・篠原岳夫)
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 日本野球機構(NPB)の新人研修会が12日、開催され、12球団の新人選手らが参加。阪神の藤川球児・球団本部付スペシャルアシスタント(43)が講演した。

 藤川氏は講演後、投手について「今日の出会いも1つの縁。ピッチングフォームのことで悩んだりした時には、それこそSNSを使って自分に直接連絡くれたら、いつでも対応するということは言った。実際にそういう選手もいるんで、そこは同じピッチャーでみんなに活躍してほしい」とオープンに応じる構え。

 誰とでもつながることができる便利な時代だが「便利だけど、不便かもしれない。上の先輩たちが言えない時代になってきている。指導者もこうしろ、ああしろって。自分たちで手に取って、試してみるしか彼らはない。迷ったら前に出て、困ったら手を挙げてということをやらなきゃ勝ち抜けない時代になってる」と分析。

 「例えば、挑戦したい、〇〇がしたいってなったら、ちゃんと言わなきゃ、今は。こうしろ、ああしろっていう指導者がなかなか減ってきてるんで。逆に不幸になるケースもあると思うんですよね。こんな選手いたっけ?っていう風になっちゃうから。とにかく前に出ることを癖づけた方がいいと思います」とアピールの重要性を語った。

 「自分自身で作り上げるってことですね。自分はこういう人ですってわかってもらうことが必要だけど、そうやって言うことで自分がそうなっていくんで。そこは強く。それだけでも残ってたらいいなと思いますけどね」と述べた。

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