3冠王3度の落合博満氏 藤井聡太8冠を語る「国民栄誉賞を与えるくらいの偉業」

[ 2024年1月12日 17:10 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が12日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。好評企画「オレ流質問箱」に寄せられた様々な質問に回答した。

 今回の質問は将棋の藤井聡太8冠について。「野球でのタイトルをたくさん獲られた落合さんから見て、将棋の8冠を獲るような藤井さんにはどのような感想をお持ちでしょうか」だった。

 現役時代に3冠王3度をはじめ、首位打者5回、最多安打1回、本塁打王5回、打点王5回、最多勝利打点3回、最高出塁率7回と数多くのタイトルを総なめにしてきた落合氏。藤井8冠の偉業について「1つのタイトルを獲るのにも大変なことなんでね。それを8つも獲るなんて、ちょっと人間離れしている」と感嘆。「それだけ将棋に打ち込んでいるっていうことなんだろうと思います。普通だったら8冠なんて獲れるような数字じゃないんだろうと思う。7冠でもすごいなと思うのに、8冠なんて獲ったら全制覇ですよね。それだけすごいっていうことなんだろうと思うけども。国民栄誉賞を与えるくらいの偉業を成し遂げるっていうことなんだろうと思います」と絶賛した。

 将棋の全8タイトル独占を果たした藤井聡太王将は昨年11月、国家や社会に大きく貢献した個人や団体に授与される内閣総理大臣顕彰を授与された。将棋界からは1996年、7タイトル時代に全冠制覇を達成した羽生善治以来2人目の快挙で、史上最年少での国民栄誉賞への期待も高まっている。「8冠を獲り続けて何年も維持するようなことは大変なんだろうと思いますけども、その可能性があるんだったらぜひとも見たいなとは思います。それだけ大変な、本当に偉業ですよ、これは」と今後の期待も込めて話した。

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