掛布雅之さん「あの江川卓が“オレと同じようなストレートの質だね”と」高評価した投手とは

[ 2023年10月8日 17:08 ]

掛布雅之氏
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 阪神のレジェンドOBで、野球評論家の掛布雅之さん(68)が8日放送のTBSラジオ「SPORTS BULL presents 石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)にゲスト出演。巨人の元エースで、野球評論家の江川卓さん(68)がある投手について語った内容を明かす場面があった。

 芸能界屈指の野球通として知られる、お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(61)がパーソナリティーを務める同番組。掛布さんは前週に続き、18年ぶりセ・リーグ優勝を果たした古巣・阪神について大いに語った。

 掛布さんは6月に続いて今回が4度目の番組出演。先週は主に打撃陣について語ったが、今週は主にバッテリーの話になった。

 そして、阪神優勝に大きく貢献した投手について聞かれると「予想外の村上、予想外の大竹ですね」とキッパリ口にした。昨季1軍登板なしで通算0勝だった村上頌樹投手(25)はプロ3年目の今季大ブレーク。シーズン10勝を挙げるとともに、防御率1.75でいきなりセ・リーグ最優秀防御率のタイトルをものにした。

 現役時代にクリーンアップを組んだ岡田彰布監督(65)と2月のキャンプ中に話した際、指揮官が「西純矢と才木で貯金する」「青柳と西勇輝はローテを守ってくれればいい」と話していたことをまず明かし、伊藤将司投手(27)が体調不良で出遅れたことが結果的に新戦力台頭のきっかけになったという掛布さん。

 「最初は、監督は村上をロングリリーフでね、中継ぎで一回使ってみようと思ってたらしいんですけど。伊藤将司が出遅れるんであれば、そこのローテに、ブルペンのキャッチャー陣が“いい球投げている”と言っているんであれば、ちょっとはめてみようと思ったらはまったんですね」と続けた。

 そして、現役時代に巨人エースVS阪神主砲として長くしのぎを削った同学年のレジェンド投手との会話も紹介。「あの江川卓が“オレと同じようなストレートの質だね”って」と極上のエピソードも披露した。

 これには、石橋も「江川さんと!」と鋭く反応。現役時代の江川さんは打者の手元でホップするとも言われた剛速球とカーブを武器に巨人エースとして活躍した。村上は剛速球を投げるわけではないが、江川さんは「スピンがオレと似てる」と話していたという。

 掛布さんは村上の直球について「シュート回転しないですもん。ちょっとカット気味に、真っスラみたいにきますもんね」とし、「村上のボールは垂れることなく突き上げますもんね」と特に低めの直球について言及。「バッターは低めにボールが来ると見逃すんですよ、ボールだと思って。でも、垂れないから」とそのボールの威力に舌を巻いていた。

 

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