東大が1年ぶり勝利 松岡由機が東大投手として6年ぶり完投勝利「まだ実感が湧いていない」

[ 2023年10月8日 19:08 ]

東京六大学野球秋季リーグ戦第5週第2日 2回戦   東大4―2法大 ( 2023年10月8日    神宮 )

東京六大学野球<東大・法大>勝利し歓喜の完投勝利を挙げた松岡(中央左)ら東大ナイン(撮影・木村 揚輔)
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 東大が法大との接戦を制して1年ぶりの勝利。22年秋の9月17日に慶大に4―3で勝利して以来、1年ぶりの勝利が決めると選手は笑顔でハイタッチを交わしながら喜びを分かち合った。大久保裕監督代行は「投打の歯車がかみ合えばうちでも勝てると実感できた。(最後は)捕ってくれと拝むような気持ちだった」と笑顔で勝利を喜んだ。

 エース右腕・松岡由機投手(4年=駒場東邦)が投打で勝利に貢献した。投げては142球の熱投で7安打2失点で完投しリーグ戦初勝利。打っては2回に一時同点となる適時内野安打も放ち「まだ実感が湧いていない。まずは勝てて良かったなと」と白い歯をのぞかせた。

 松岡は3回までに2失点と序盤は苦しんだが「尻上がりに上げていけた」と5回以降は法大打線を無安打に封じた。7回以降は3イニング続けて3者凡退で付けいる隙を与えず、リーグ戦37試合目の登板で東大投手としては17年秋の宮台康平(元日本ハムなど)以来となる完投勝利を挙げた。

 目指すは自力での最下位脱出。まずはあす9日に予定されている3回戦で6年ぶりの勝ち点奪取を目指し「勝ち点2で自力で最下位脱出を決められるよう、まずは勝ち点1を取りたい」と力を込めた。
(村井 樹)

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