【タイガースデータ】阪神&オリックス 史上2番目の「近距離シリーズ」実現なるか

[ 2023年10月8日 05:15 ]

阪神電車甲子園駅の西口
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 今季のセ・パ両リーグは阪神とオリックスがそれぞれ制し、関西球団のダブル優勝は64年の阪神と南海以来、59年ぶり2度目になった。次の注目は阪神―オリックスによる「阪神なんば線シリーズ」が実現するかどうか。

 米メジャーでは「サブウェイシリーズ」が有名。00年のヤンキース―メッツほか、ニューヨークを拠点とする球団同士のワールドシリーズが両球場を地下鉄で行き来できる至近距離だったことから呼ばれた。阪神とオリックスが本拠地とする甲子園と京セラドームは直線距離で約12キロ。阪神本線甲子園駅から尼崎駅でなんば線に乗り換え、ドーム前駅まで20分弱で移動できる。

 これは日本シリーズ史上、どれくらい“近い”のか。

 初めて両軍本拠地だけで開催された51年の巨人・後楽園―南海・大阪の403キロ(直線距離、以降同じ)に始まり、関東エリア同士の60年大洋・後楽園―大毎・川崎で20キロまで接近。初の関西エリア同士だった前出64年の阪神・甲子園―南海・大阪が14キロ。東京都内同士だった70年巨人・後楽園―ロッテ・東京の5キロが2球場での最短記録として残る。ちなみに81年には巨人―日本ハムのシリーズが同一本拠の後楽園で開催。逆に最長距離なら16年広島・マツダ―日本ハム・札幌ドームの1231キロがある。

 阪神―オリックスのシリーズなら、2球場開催では2番目の近距離で、70年以来53年ぶり15キロ圏内での開催。同じエリアでの開催も08年の巨人―西武の関東対決以来15年ぶりになる。

 両リーグそろってCS開催が始まった07年以降、優勝チームの日本S進出はセが15度中12度(20年は中止)、パは16度中13度で、突破率はそれぞれ80%、81%と高い。今秋の日本シリーズ第1戦は28日、パ本拠で開幕。阪神電車が結ぶ対決は実現なるか。(記録担当・桐山 章)

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