交流戦防御率0・00の中日・高橋宏 史上5人目快挙も内容に不満「負けがついてもおかしくない」

[ 2023年6月22日 05:00 ]

交流戦   中日5-2楽天 ( 2023年6月21日    楽天モバイル )

<楽・中>3回、小郷を空振り三振に仕留めベンチへ戻る高橋宏(撮影・島崎忠彦)
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 史上5人目の交流戦防御率0・00を達成しても、中日・高橋宏は自らを厳しく責めた。「防御率0は奇跡なので、特に。チームが勝ったことは良かったですけど。無駄な四球、無駄な球、打たれ出したら止まらない。負けがついてもおかしくない」。悔やんだのは7回先頭・辰己への四球だ。続く小深田のゴロを二塁・村松が後逸し一、三塁とされ、小郷のゴロを自ら処理したが二塁悪送球し三塁走者が生還。なおも1死一、三塁から遊ゴロの間に2点目を失った。

 それでも、好投は色あせない。6回2/32失点、自責0で3勝目。5奪三振を加えて今季75奪三振とし、リーグトップにも再浮上した。交流戦防御率0・00は、阪神・才木に続く史上5人目だ。チームの連敗を4で止め、「交流戦でいろんな投手、いろんな打者と対戦できたことは凄く勉強になりました。このまま自分の調子をもっと上げていかないといけない」。リーグ戦再開を見据え、課題も飛躍の糧にする。 (湯澤 涼)

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