西武株主総会　山川問題で紛糾　復帰を望む声や解雇を求める意見

西武ホールディングスの株主総会で名前が挙がった山川
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　西武ホールディングスは21日、埼玉県所沢市で定時株主総会を開催した。2万7027人の株主が出席し、5月23日に強制性交容疑で書類送検された山川について、復帰を望む声や解雇を求める意見が上がった。

　株主の一人は「最近点が取れなくてつまらない。山川選手が復帰してくれるのを望みます」と発言。山川は5月12日から出場選手登録を外れていて、奥村剛球団社長が現在は3軍で練習をしていることを説明した。奥村社長は検察庁の判断および関係各所の意見を基に対応するとし、「本事態につきまして重く受け止めております。信頼回復に向けて、適切に対応してまいりたい」と謝罪した。最下位に低迷するチームについても、上位進出を目指して全力で戦っていくことを約束した。

　書類送検容疑は昨年11月、都内のホテルで20代女性に性的な暴行をした疑い。厳しい意見もあり、ある株主は「超有名になったおごりという面も出たと思う。起訴、不起訴にかかわらず解雇も考えてもいいかと思う」と発言。奥村社長は「ご心配とご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ございません。所属選手が書類送検されたことは誠に遺憾であり、重ねておわび申し上げます」と謝罪を繰り返し、全選手に教育、指導していくと説明した。