ダルビッシュ ジャイアンツ相手に4回まで1安打5奪三振の好投も、5回に5安打1四球で4失点

[ 2023年6月22日 13:41 ]

パドレスのダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(36)が21日(日本時間22日)のジャイアンツ戦に先発。6回7安打2四球4失点でマウンドを降りた。

 序盤はジャイアンツ打線を圧倒していた。初回1番ジョク・ピダーソンを高めの直球、2番マイク・ヤストレムスキーをナックルカーブで連続三振に打ち取るなど、シンカー、スィーパー、ナックルカーブ、スプリット、カッターと全ての球種が冴え、4回まで1安打1四球、毎回三振を奪っていた。

 攻略されたのは5回。不運が続いた。5番ルイス・マトスの三遊間の緩いゴロが遊撃内野安打となり、次打者の初球に盗塁を許す。6番ブレーク・サボルのゴロも遊撃手のグラブの先に当たって左前に転がり、無死1・3塁のピンチ。四球で満塁となった後、8番ブランドン・クロフォードの左犠飛で先制点を奪われた。2死後、1番ピダーソンに右前打を許すが、右翼手のフェルナンド・タティスが強肩を披露、99マイルの好返球で二走のサボルを本塁で刺した。

 これで回が終了したかと思われたが、ジャイアンツがゲーリー・サンチェス捕手が走路をブロックしていたと判定にチャレンジ。リプレーで見ると、サンチェスは返球を受ける前から、ラインを跨いで立っており、明らかなバイオレーション。判定が覆り、0-2となっている。

 いったんダグアウトに戻っていたダルビッシュはフィールドに戻ってキャッチボールをして備えてはいたが、立て直せなかった。2死1・3塁でゲーム再開。2番ヤストレムスキーにシンカーを中前適時打、3番ジョナサン・デービスにスィーパーを右前適時打とされ、この回4点を奪われた。ダルビッシュは6回もマウンドに立ち、無失点に抑えたが、味方の援護はなかった。防御率は4・84となっている。

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