虎党が選ぶ交流戦MVP「そら、そんなん才木やん」　朗希に投げ勝ち＆完封でSNSに多数の支持集まる

ロッテ戦で完封勝利し、笑顔を見せる阪神・才木（左）

　SNSとの連動企画「ファンが選ぶ交流戦MVP」の投票を実施し、才木浩人投手（24）が、最多4111票を集めて選出された。史上4人目となる交流戦防御率0・00を記録するなどパ・リーグ球団を圧倒した若き剛腕は、ファンへ向けて喜びのコメントを寄せ、今後への強い決意も口にした。（取材・構成＝遠藤　礼、八木勇磨、石崎祥平、阪井日向）

　このマッチアップ抜きに、才木の無双ぶりは語れないだろう。4日のロッテ戦（甲子園）。「令和の怪物」佐々木朗との投げ合いを完封で制した。

　この一戦の印象があまりに大きく、圧倒的な票数を集めたのもうなずける。虎党からも才木の名前を挙げた上でベストゲームに推す声が多かった。岡ちゃんさんは「佐々木朗希投手との投げ合いで勝った試合は才木の意地を見た試合だった」と興奮。ヒロヤン野球好きさんも「佐々木朗希投手に投げ勝った初の9回完封勝利のインパクトは大きかったです」と拍手を送った。

　主に直球とフォークの2球種でパ・リーグの強打者たちをなぎ倒していくパワーピッチは痛快。べいだーさんは「そら、そんなん才木やん」とどこかの監督が使う独特の言い回しで文句なしの選出を強調し、けーたろ猛虎さんは「他の先発、中継ぎ陣が疲れが見える中、3試合に先発して防御率0・00、もはやエースの貫禄さえある」と絶賛した。

　才木は、4000票以上を集めての選出に「凄くありがたい。数字も0を残して投げられたりしたので良かった」と感謝。ローテーションの一角としてフル回転される今後へ向けても気合をみなぎらせた。

　「夏場とか（中継ぎが）しんどい時に先発として長いイニング投げるとか、0に抑えるとか、しっかりできたらいい。今回だけでなく引き続きしっかり頑張っていきます！」

　見据えるのはチームの「アレ」、そしてエースの座だ。