巨人 WBCパナマ代表左腕獲り 最速155キロ・バルドナドで救援陣に厚み

[ 2023年6月22日 05:00 ]

WBCパナマ代表のアルベルト・バルドナド
Photo By ゲッティ イメージズ

 巨人が、ナショナルズ傘下3Aロチェスターから自由契約となったアルベルト・バルドナド投手(30)の獲得調査に乗り出すことが21日、分かった。1メートル96、122キロの巨漢左腕。メジャーデビューした21年にナショナルズで14試合に救援登板した実績を持ち、今春のWBCではパナマ代表として2試合に救援登板。最速155キロの直球を武器に今季は3Aで29試合に投げ、防御率3・03をマークしていた。

 巨人は今季、最速161キロ右腕のロペスを獲得。勝利の方程式の一角として期待していたが、4試合で0勝1敗、防御率7・71と精彩を欠き、現在は2軍調整中。右肩を痛めて実戦登板からも遠ざかっている。同じ中継ぎ左腕では、昨季腰痛のため実戦登板のなかった中川が5月に復帰後、12試合で防御率2・53と奮闘しており、バルドナドが加われば、救援陣は厚みを増す。チームは交流戦を最高勝率タイの11勝7敗と勝ち越した。一時は首位阪神と最大10ゲーム開いていた差を5・5に縮め、上昇ムード。3年ぶりのV奪回へ向けて緊急補強に動く。

 ◇アルベルト・バルドナド 1993年2月1日生まれ、パナマ出身の30歳。10年にメッツと契約し、21年9月にナショナルズでメジャーデビュー。14試合に登板し、0勝1敗、防御率8・44の成績を残した。その後はメジャー登板はなし。今春パナマ代表としてWBCに出場。1メートル96、122キロ。左投げ左打ち。

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